蝉(せみ)の羽化(うか)
午後11時30分ころに葉の裏側(うらがわ)にとまりました。
しばらくは体を揺らしていましたが、動きが止ると羽化の始まりです。
午前0時頃、背中(せなか)がわれはじめます。
羽根(はね)と足(あし)が出てきました。
体と殻(から)は、2対の糸状(いとじょう)のものでつながっています。
何度か体を折り曲げる「腹筋運動(ふっきんうんどう)」をしました。
この後、10秒で体を起こしました。
この後は、羽根(はね)をのばします。背中が割れ初めてからここまでが、1時間半です。
あとは、羽根(はね)をのばします。
夜明けには少しずつ歩きました。
午前6時頃に、蝉(せみ)の鳴き声に誘(さそ)われるように飛び去(さ)りました。
あなたも携帯電話(けいたいでんわ)を家に置いて(おいて)、コンピュータのプラグを引きぬいて、
コンピュータゲームをほうりだして、外に出ましょう。
せみの抜け殻(ぬけがら)を探したり、羽化(うか)してい
るせみを見つけましょう。
ここにある画像(がぞう)よりも一匹のせみが、より多くのことをあなたに教えてくれるでしょう。