Galaxy Annotator

GNU / Linux

画像にある天体の名称や距離などの説明を描画します。
https://github.com/rnanba/GalaxyAnnotator#readme


便利で重宝しています。有難うございます。

https://snct-astro.hatenadiary.jp/entry/2021/05/29/010041
こちらの案内をもとに行います。
Ubuntu 20.04.4 LTS では、インストール済の Python 2.7.18 とは別に、
Python 3.8.10をインストール
https://www.python.jp/install/ubuntu/index.html

「モジュールが無いから、追加してね」と言われるので、インストールします。

ModuleNotFoundError: No module named ‘astropy’
$ pip install astropy

ModuleNotFoundError: No module named ‘scipy’
$ pip install scipy

ModuleNotFoundError: No module named ‘svgwrite’
$ pip install svgwrite

inkscape out.svg -o out.png
Gtk-Message: 16:29:55.607: Failed to load module “canberra-gtk-module”
** (inkscape:6608): WARNING *: 16:29:55.609: Invalid option -o →
$ sudo apt-get install libcanberra-gtk


使い方
画像にある天体の目録や位置情報を得るために、
http://nova.astrometry.net/
に画像をアップロードします。

しばらくして、”Go to results page” を見ると、
Calibrationの項目に “wcs.fits” があるので、ダウンロードし、”GalaxyAnnotator-x.x”のディレクトリに保存

“GalaxyAnnotator-x.x” ディレクトリには、
アップロードした画像(hickson44_result.png)と “wcs.fits”ファイルを置く。
“GalaxyAnnotator-x.x” ディレクトリで以下のコマンド操作

$ python3.8 leda-get-votable.py wcs.fits votable.xml

『leda-get-votable.py を使って wcs.fits から画像の写野を読み取ってその範囲に存在する銀河のデータを HyperLeda から取得する。』— https://github.com/rnanba/GalaxyAnnotator#readmeより

$ python3.8 leda-votable-to-galaxy.py -m 16 -s -d -j -p 4  votable.xml galaxies_h44.json

leda-votable-to-galaxy.py を使って、上で取得した votable.xml から銀河情報ファイルを生成する例です。』
— https://github.com/rnanba/GalaxyAnnotator#readmeより
オプション
-m 16 : 指定された等級より明るい銀河のみを銀河情報ファイルに出力する。 “-m 16″は16等より明るい銀河
-s : 等級データのない天体をスキップする場合
-i : 等級データのない天体を出力に含める場合
-d : 距離情報(Gly (ギガ光年)表記の光路距離)を説明文として付加した銀河情報ファイルに出力します。
-j : 距離情報を日本語表記(光年)で出力する。
-p: 距離情報は有効桁数(デフォルトで3桁)の一つ下の桁を四捨五入した値で出力します。
  オプションで任意の有効桁数を指定できます。 “-p 4” は4桁にする例です。

ここに表示される「距離情報」は、今現在の地球から天体までの距離ではなく、「光路距離」です。
『光路距離は、天体から発した光が X 年かかって現在の地球に届いた場合の距離を X 光年とするもの』
『光が届くまでの間に宇宙そのものが膨張を続けているため、天体から光が発した時点での天体と地球の間の距離や、今現在の時点での天体と地球の間の距離とは異なる値になることに注意してください。』
— https://github.com/rnanba/GalaxyAnnotator#readmeより

$ python3.8 galaxy-annotator.py galaxies_h44.json sample-style.json wcs.fits hickson44_result.png hickson44.svg

“sample-style.json” には色やフォントの指定がある。

svgファイルを https://inkscape.org/ja/ Inkscapeで編集
もしくは、Inkscapeを用いて、png や jpg へ変換

$ inkscape -z -e hickson44.png hickson44.svg

-z GUIなし
-e 出力ファイルを指定

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