Gaiaカタログを手元に

Siril 1.4 スクリプト
“Siril Catalog Installer.py” を使います。

Astrometry Catalog: 天体カタログ

天体カタログを入れます。1.5GByteあります。

/home/USERNAME/.local/share/siril へ
siril_cat_healpix8_astro.dat がインストールされます。

インストール後に、一度、Sirilを閉じます。
再度、Sirilを動かし、”Image plate solver”をクリックすると、”Catalogue parameters”にある、
“Auto local catalogue”に印がされます。

Gaia データ

ESA (ヨーロッパ宇宙機関) が打ち上げ、運用する位置天文観測衛星、Gaia
観測データから作られた、10億個以上の星のカタログが公開されています。

Sirilは、このスペクトルデータを使い、天体の色補正を行います。

SPCC Catalog は、全体で約19.5GByteになるそうです。
南半球へ撮影に行かないならば、全てをダウンロードする必要はありません。
もっとも、「リコリモ」などを使って南半球のデータを扱うならば、全体が必要ですね。

“Siril Catalog Installer”にある、”Selection Method: ALL
“Preview coverage” をクリックすると、天球図が表示されます。
ALLを選んでいるので、天球の全てが選ばれています。
天球図をマウスで、「ぐりぐり」と動かし、選ばれている場所を確認できます。

他にどの様な選び方ができるかは、実際に試して下さい。

“Observer Latitude: 貴方が居る、又は撮像された緯度
“Minimum elevation:  天体の最低高度
“Selection Method: Visible from Latitude

インストールには時間がかかります。その間は、珈琲や紅茶、緑茶や食事を楽しみましょう。
12.7GByteのダウンロードに3時間でした。

/home/USERNAME/.local/share/siril/siril_cat1_healpix8_xpsamp/ などのディレクトリに、
複数のファイルが取り込まれます。

Gaia データを USBメディアへ

Sirilが、USBメディアのGaiaデータを使うように指定します。

他のPCでSirilを使ったり、出先や、ネットに接続できない時も、Gaiaデータを用いて、Plate solve や、SPCCが使えます。

Plate solve を指定: (天体位置測定?)
Siril → Preferences → Astrometry → Local star catalogues → Gaia astrometric extract:
ここに、”siril_cat_healpix8_astro.dat” を指定します。

Gaia SPCC : (Gaiaデータに基づく、分光測光法を用いた色補正)
Siril → Preferences → Astrometry → Local star catalogues → Gaia photometric extract:
ここに、”siril_cat1_healpix8_xpsamp” ディレクトリを指定します。

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