山本 一清さん と 天文趣味

滋賀県出身の天文学者
1920年 (大正9年) にアマチュアを中心とした天文同好会を創立しました。

山本さんは、天文学を研究者のみの閉じた世界にせず、アマチュアに積極的に参加してもらうために、星や宇宙の書籍を多く執筆しました。
彼は『天界』でも、天文学の基礎や天体ごとの具体的な観測方法を伝えました。
天文同好会(後の東亜天文学会)では、機関誌『天界』を発行しています。

山本一清さんの言葉

学者たる人々を相当以上に尊敬し、アマチュアを単なる「物好き」以外の何者でもないと認める人が多いが、之は大なる誤りである。
自分は天文学上において、所謂アマチュアと専門家との階級別を認めない。
学の進歩は此の二方面協力あってこそ健全に実現するのである。
『天界』より

アマチュアは、(中略) 常に新と奇とを求めて、飽きず、いつも、人生のひろい立場から学術を見る。
広い「人世」の文化発展のためにはアマチュアこそ誠に貴重な存在と言わねばならない。
『天界』第15巻 第165号

勇気をもらえる言葉です。

サカナクション『怪獣』 も勇気をもらえる曲です。

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